・名称 トコブシ
・科目 ミミガイ科
・食べ方 塩ゆで、焼き、ソテー
・漁法 採貝
・旬の時期 春から初夏
・分布 北海道南部から九州の岩礁域
・保存方法 貝殻から外さず、ついたままの状態で保存する。身の部分の汚れや水分をキッチンペーパーでふき取り、密閉できる保存袋に入れて冷蔵、もしくは冷凍保存する。冷凍の場合、1か月程度保存可能。
・美味しさの秘密 アワビの仲間。以前は磯で手軽にとれていたが、近年激減し、高級品となっている。 生きているものを選ぶこと。触ってよく反応するものがよい。身が硬く締まっているものがおいしい。 アワビとは異なり、熱を通しても硬くならないため、塩ゆでや煮貝など熱を通す調理がおすすめ。磯の香りなど素材の風味を損なうことなく、うまみを堪能できる。
トコブシはアワビの子どもと思っている人もいるが、大きくなってもアワビにはならない。ちなみにアワビはアワビ属、トコブシはミミガイ属。トコブシはあわびの仲間、といったところ。 トコブシをアワビを見分けるポイントは、貝殻にある孔(呼水口)。アワビは平均4個、トコブシは平均8個と、トコブシの方が多い。